31st Meeting of Hokkaido Endoscopic Surgery

第31回
北海道内視鏡外科研究会

当番世話人挨拶

このたび、第31回北海道内視鏡外科研究会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
本研究会は1995年に北大第二外科・奥芝俊一先生が第1回を主宰されて以来、道内の内視鏡外科の発展を牽引し、確かな歴史を積み重ねてまいりました。この伝統ある研究会の当番世話人を務めさせていただくことを、大変光栄に存じます。

従来、内視鏡外科手術は低侵襲性を追求し進化してきましたが、近年はロボット手術の急速な普及により、精緻性・再現性といった新たな価値を求める流れへと変化しつつあります。この変化は不可逆的であり、今後はさらに革新的なアイデア、新規デバイス、そして手技の洗練が求められる時代になると感じております。

本研究会はこれまで、消化器外科・呼吸器外科・泌尿器科・婦人科など多領域の医師に加え、看護師、臨床工学技士、企業の皆様が一堂に会し、学際的な議論と交流を通じて発展してまいりました。とりわけ新たな視点や発想を持つ若手医師・コメディカルの参加は、これからの内視鏡外科を形づくるうえで欠かせないものと考えております。

今回の研究会が、道内外の外科系領域のさらなる発展を見据え、新しい発想や将来を担う技術が生まれる場となれば幸いです。

最後になりましたが、本会開催にご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げ、参加される皆様にとって実り多い研究会となることを心より祈念いたします。

第31回北海道内視鏡外科研究会 当番世話人 北上 英彦
(恵佑会札幌病院 ロボット・内視鏡外科センター)
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